夢酒、垂井宿で落合講演を聞く

 オヒサでございます。

 実は前回の落合講演録で精根尽き果てた・・・訳ではなく、久しぶりに大長編小説を読み耽っておりまして、岩波文庫で全4冊、合計2300ページあまりをやっとこさ読了しました。けど岩波のは古い版なので字が小さくてね、結構苦労しましたよ。
 で、何を読んでたかというと、内緒です(笑)。昔読み始めて途中で投げ出しちゃった19世紀のお仏蘭西の小説ですが、改めて読んでみると、以前はつまらなくて読み飛ばしていた部分が面白いのなんのって。歴史的な背景とか、当時の巴里の民衆の暮らしぶりとか、ストーリーと関係ない作者のウンチク披露とか。もうね、ここに書きたくてウズウズしてますけど、今年のクリスマスに映画が公開されるそうですから、そんな頃に研究発表するかも知れませんのでよろしくです。

 さて、名古屋の落合講演が終わって数日後、まー今年の楽しみは終わってまったがやと思っていたら美濃のお柿様から矢文が。なんと10月18日に岐阜県垂井町で落合監督の講演があるぞよと。
 垂井町と言えば関ヶ原の隣。遠そうに感じますが夢酒城からは60キロ圏内で、岡崎、桑名あたりとほぼ同距離。早馬を1時間も飛ばせば楽勝なのでございます。しかもご当地は竹中半兵衛殿ゆかりの地であり、家康公が関ヶ原の前哨戦で陣を張った赤坂も近い。行かんでどうするよ。

 というわけで、早速西美濃一帯を仕切るお柿様にチケット取りと当日の関取違う席取りをお願いして、店は自由業の強みでさっさと早仕舞。いざ行かん木曽街道垂井宿へ。

 とはいえ、秋は日の暮れるのが早い。まして初めての垂井宿。見どころはようけあるが、あっという間に薄暗くなっちゃって、おまけにシトシト雨ですわ。カミさんはトイレに行きたいと言い出すし。実はオラも(汗)

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竹中氏陣屋跡。左に甲冑姿の半兵衛殿が座っておられます。画像が暗くてすみません。
「知らぬ顔の半兵衛」さんについて、書きたいことはいろいろあれど、今回は我慢して・・・。




 会場へ着いたのは5時15分くらいかな。あたりはもう夜のとばり。そしたらお柿様が前から5人目で、どっかり仁王立ちでございました。まずは再会を喜び合い、開場までひたすら立ち尽すのであります。やがて行列はどんどん伸びて、気が付くと会場外で傘をさして並んでいる状態。ああ、頼りになりますぜお柿様。

 会場は800人規模でしょうかね(夢酒の目測による)。当然のように満員です。
 目を引いたのは歌川広重の錦絵が一杯に描かれた緞帳。さすが美濃の要衝垂井宿ですわ。

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歌川広重「木曽街道六拾九次 垂井」(木曽街道とは中山道)。垂井は57番目の宿場です。
この絵は雨の中を大名行列がやって来たところみたいですね。夢酒も雨の中参上しましたぜ。




 えー、相変わらずだらだらと前置きの長いブログですみません。やっとここから本題に入ります(汗)

画像
司会の方は「落合先生」と呼んでました。



 定刻6時30分。落合監督の登場ですが、夢酒の席は2列目のセンター真正面。監督の目線がモロに向けられるところなので、メモは自粛しました。従って詳しい内容は書きたくても書けませんのでご了承下さい。一応印象に残ったことだけ書いときますね。

 まず開口一番、「オレ、こんなことしてていいの? 今日野球やってるんですよ」(会場爆笑)

 そして8月16日の顔面麻痺事件の話、救急車の話。信子夫人の話など面白おかしく。顔面麻痺については、医者は3ヶ月もすればもとに戻るでしょうと。もう2ヶ月経ったのであと1ヶ月です。実際回復は順調のようでした。
 この顔面麻痺騒動とWBCの監督問題で、落合がマスコミの話題になった。普通なら忘れられてるでしょうねと(笑)
 「昌はそろそろやめたら?」とも言ってましたね(笑)。深読みすれば、次の監督候補かも。
 立浪の監督はあるのか?球団にも、中日スポーツにも、名古屋の街にも、立浪を支持する勢力は強い。山崎はなぜ楽天のコーチを蹴って中日に来たのか。「オレが監督なら取らなかったけどね」。
 あと、なんて言ってたっけ・・・。

 メモを取らずにまったりと聞くのがこんなに楽だったとは(笑)。

 先月の名古屋より口調は柔らかく、野球のことより、よもやま話が多かったですね。岐阜は高木さんの地元ですから、辛口発言は控えたのかも知れません。ましてCSの真っ最中ですしね。
 ただし、「選手は自分のために野球をしろ」と。監督時代に口を酸っぱくして言っていた言葉です。「球団は簡単に選手を切り捨てる」と。
 昔、家を買おうとして銀行へカネ借りに行ったら、支店長に野球のことを「棒遊び」と言われた。「棒遊び」だと? たしかにそうだなと納得した(笑)。野球選手はこんなに信用がないのかと実感した。「50坪の家なんてオレくらいじゃない?(今の選手は)みんな100坪以上の家に住んでるのに」
 「余裕のない金持ちより、余裕のある貧乏の方がいい。あれ、なんで驚くの?オレ貧乏だよ」

 あとは酒の話とか、子供の頃の話とか、買い物が好きとか(笑)、練習の話とか。もうね、縦横無尽で「オレ、何の話してたんだっけ。はい、そこのお嬢さん」(笑)

 そんなこんなで、例によって時間オーバー。たまりかねて司会が紙になんか書いて持ってくると、「はいはい、わかってます。オレもこれから電車に乗って東京へ帰らなきゃいけないもん」(笑)

 さて、落合さんが言いたかったことは、たぶん次のふたつです。

 ひとつは、「オレが子供の頃は近所のじっちゃんが、『おめ、腹減ってんならうちでメシ食ってけ』というようなことが当たり前だった」。地域がみんなで子供を育て、見守っていた。そういうのが本当の「絆」につながるのだろう。
 東北の人間は我慢強い。支援してくれる人には顰蹙を買うかも知れないが、何もなくたって自分たちでなんとかしていくし、そうしなければならない。
 決して華やかな都会ではない垂井の人たちに向けたメッセージでしょうか。

 そしてもうひとつは、監督時代の6勤1休キャンプ。「あれはオレにしかできないキャンプだった」。
 あれだけの練習をやらせたからには、勝たなければならない。選手は練習することの意味と勝つことの喜びを覚えた。球団のためでなく、自分のために野球をやること。こうして今、「選手は好きなように野球をやっている」。
 CSの結果がどうなろうと、落合さんは愛弟子たちに及第点を与えたようです。

 最後に自分のことについて。
 「今の暮らしが良くてなあ」(会場爆笑)
 「だって何言ってもいいんだもん(笑)」

 講演行脚が楽しくてしかたないみたいですが、さて本音は?
 

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この記事へのコメント

2012年10月22日 14:32
こんにちは。新たな講演会レポありがとうございます。
おフランスの映画??なんだろう。
緞帳かっこいい!などと雑念を飛ばしつつ
最前列センターってすごいですね~。もう対談レベル(笑)
CSが始まってから少~~し高木監督を見直したのですが昨日(21日)の試合でそれもぶっ飛びました。
ほんと「選手は自分のために野球をしろ」ですね。
野球ブログの題名も未練がましいなあと思っていましたが現監督とコーチが喧嘩しているようではチームとしていかがなものか。。。
「何を言ってもいいんだもん♪」の落合元監督はもう復帰しないのかなあ。
でもドラゴンズ以外の監督になっちゃったらどうしよう。
夢酒
2012年10月22日 22:39
>ちあ吉殿
ドラゴンズの今シーズンが終了しました。選手はお疲れ様。大島くん、英智のラストホームインを実現してくれて有難う。たわけジジイどもはどっかへ消えちまえ!

ということで本題に戻って(切り替え切り替え)
原作はおフランスの文豪ですが、今度の映画は英国製みたいです。おフランス語なら字幕見ないでも分かるんですけどね。(←大嘘)
ヒントは・・・ミュージカルで超有名な作品。もうおわかりですよね。
主人公が生まれてから死ぬまでと、それ以後作者が亡くなるまでの通算100年余りを、おフランスの歴史と突き合わせ、細かい年譜を作りながら読んでいたのでえらく時間がかかりました。この入れ込みようは何?(笑)
垂井町文化会館の緞帳は、見とれていて写真撮るの忘れちゃった。現地で松並木を通り抜けたような(暗かったのでようわからん)気がしました。あれが旧中山道だったのかしらん。

落合監督の人気はどこへ行っても凄いです。今回も平日にもかかわらず超満員。見たところ結構地元の年配の方も多かったです。
初老のオッサン生活を満喫しているようですが、やはりヒリヒリするような勝負師落合を見たい。このCSを見ていてつくづく思いましたよ。
2012年10月27日 15:57
遠路はるばるお疲れ様でした(すっかり遅いけど)

竹中氏陣屋跡にようこそ・・・私もいつか行ってみたいと思っている場所です

監督 ステキな衣装でお似合いでしたね

さて 私もブログアップしたいのですが 筆が止まってます


夢酒
2012年10月27日 22:49
>お柿様
その節はお世話になり申したでござる。
遠路言うても、ほとんどワシの領内だもんね(←違う)
実は赤坂の陣跡へ行って(山の回りを車で一周しただけですが)、それから半兵衛さんとこに着いた頃にはもう薄暗くなっちゃってね。玄関先で写真だけ撮ってご無礼したのでござる。
落合さんのブレザーは、よう見とらん(汗)
すぐ脱いじゃったしね。
というか、右にお柿様、左はカミさんに挟まれて、生きた心地がしなかったのでござるよ(爆)