夢酒、中日劇場で『レミゼ』を観劇する

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公式サイトは こちら
 


 実は10月7日(月)の夜の部を観て来たんですよ。
 余韻に浸っていたところへ谷繁新監督と落合GM誕生の大ニュース。じぇじぇじぇ (‘jjj’)/ 何これ、盆とクリスマスと正月がいっぺんにやって来ちゃったみたいな。急きょ現代ジャポンへ帰国しましたよ。もうね、CSなんかどっかで勝手にやってけろ。トキオオリンピック?知らんわそんなもん。名古屋、熱いよね~!!
 それでも、ニワカレミゼ評論家としては、なんか書かねばと思っていたので、多忙の合間を縫って(←かなり嘘)感想を書くこととします。


 ホントはカミさんと行くつもりだったのが、諸般の事情で夢酒ひとりになっちゃって、おら一人でよう行かんがやと心細うございました。開演15分前、中日ビルへたどり着くと、なんじゃこれ!?の長蛇の列。訳もわからず最後尾について、隣に並んだ女性に「あの~、この行列はレミゼ用ということでよろしいんでしょうか?」と聞くと、にっこり微笑んで「そうだと思いますよ、ほら、前の方がチケット持っていらっしゃいますから」。う~ん、野球と違ってミュージカルを観にくる人は、言葉遣いも上品じゃのうと妙に感心する夢酒でありました。
 席はナゴドのパノラマ席から飛び降りる気分でA席を確保。しかしスタッフのお嬢さんに案内してもらったら、実質最前列なのはいいが、一番端っこなので舞台の一部が袖に隠れて見えーせん。中日劇場なんとかしろよ。だから売れ残っていたんだな(爆)
 だが、これはこれでいいところもありましたよ、あとで書くけど。


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本日のキャストでございます。


 さて、今まで何度も書いたように、夢酒は『レミゼ』の舞台は初体験。原作→映画→舞台と、おそらく多くのレミゼファンの皆様とは逆コースを辿っているのであります。
 正直、日本人のキャストだからなあと、あんまり期待していない自分がいたのですが・・・

 これが結構いい! というか、すごくいい!!

 はまりそうやんけ、ワシ!!

 目の前で繰り広げられる渾身の演技と生歌、大迫力のフルオーケストラ生演奏(当たり前だが)に、すっかりやられましたよ。おまけにこの席からだと、セットは手を伸ばせば届きそうだし(実際届く)、コゼットがロミオとジュリエットみたいに歌うバルコニーはすぐ頭の上だし、終盤、ジャン・ヴァルジャンがジャヴェールを逃がす場面は、わずか数メートル先。たまりませんわ。

 フーパー監督の映画は原作回帰ということで、ある程度ユーゴー先生のオリジナルストーリーを採り入れていましたが、舞台は全く別物と割り切った方がよさそうですね。そのうえで気になったのは、ミリエル司教が若すぎるし、全然目立たない。ジャヴェールが弱すぎて、あっという間にジャン・ヴァルジャンにやられちまうのはいかがなものかと(笑)
 圧巻なのは、やはり森公美子さんのマダム・テナルディエですな。さすがの安定感と存在感です。亭主役の駒田さんとともに、この悪役夫婦は世界に誇れるのではないかと思いましたよ。

 今回は新演出とかで話題になっているようですが、舞台は初見なので何がどう変わったのかは分かりません。でも、映画評でも書いたけど、やっぱジャン・ヴァルジャンがはじめてコゼットと出会うシーンは、たっぷり感動的に盛り上げて欲しいな。ここは何と言っても原作の神描写が忘れられません。
 そういえば、ジャヴェールに追われて修道院へ逃げ込むところは完全カットなんですね。テナルディエの宿を後にしてから、パリの下町に篤志家父娘として現れるまで、ジャン・ヴァルジャンとコゼットがどこで何をしていたのかは謎設定です。ま、このくらい思い切らないと、尺に収まらないということか。

 それと、映画では気にならなかったが、バリケードでエポニーヌが撃たれ、次いでガヴローシュが犠牲になるところは、「こら学生ども、女子供も守れんでどうする!それでも革命家のつもりか!」と、イラッときましたよ。
 エポニーヌが撃たれる場面は、原作や映画ではマリユスに向けられた銃口を、彼女自身が自分に向けさせるところがミソなのですが、舞台だとバリケード側からしか見せられないので、ちょっと難しいですかね。また、アンジョルラがエポニーヌを「最初の犠牲者だ!」みたいに叫んでいましたが、本当はマブーフ老人なんだよな。
 あと、バリケードの戦闘でジャン・ヴァルジャンも学生らと一緒に撃ちまくってましたけど、ちょっとなあ。彼は射撃の名人でしたが、やたら撃つことはなかったし、戦闘で数発の威嚇はしても、決して人を傷つけたりアヤメたりはしなかったのです。ユーゴー先生は、そこを強調してるんですけどね。

 
 でも、みんな歌や演技がうまいなあ。素直に感心しました。猛練習されたんでしょうね。「民衆の歌」のアンサンブルなんか、胸が熱くなって、思わず一緒に口ずさんでしまいましたよ。
 舞台装置は意外にシンプルで、大がかりな仕掛けはないんですが、場面の転換はスピーディーで、まさに息つく暇もありません。そういう技術も凄いですね。少しは余韻を持たせた方がいいのでは?と思ったくらいです。ただ下水道の逃避行や、ジャヴェールの投身自殺で使われた背景の映像システム?は、ちょっと笑いました。(←笑うな)
 
 俳優さんたちについては、恥ずかしながら、モリクミさんしか知りませんでした。ジャン・ヴァルジャンの吉原さん、ごめんなさい、とても力強くて良かったです。これからは注目してます。若手の人たちも懸命さが伝わってきました。コゼットは宝塚の娘役みたいにひたすら可愛かったし(それでいいのだ)、注目のエポニーヌもサマンサさんのイメージとは違ったけど、蓮っ葉さがよく表れていたし、ファンティーヌが「夢やぶれて」を歌うところでは、隣の席の女性がハンカチで目頭を押さえていましたよ。(夢酒もうるっときたのは内緒です)


 そんなわけで舞台版『レミゼ』を堪能してきたし、観客の皆さんも満足げでしたけど、さて、それだけでいいのか?
 高額なチケットを買って『レ・ミゼラブル』を観るとはどういうことなのか、その意味を書こうと思ったのですが、ちょっと疲れました。いずれまた。



【おまけ】
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こんなの売ってました。

 24653とはジャン・ヴァルジャンの囚人番号。当日ではなく、7月に三越でレミゼのイベントやってた時に買いました。パジャマ替わりに(笑)
 ただしこの番号は日本版だけ。原作では24601ですし、英語の歌詞でも「ツー・フォア・シックス・オー・ワン」と歌っています。なぜ替えちゃったのか疑問でしたが、日本語の歌を聞いて合点がいきました。


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