シャーロックが・・・

 えええーーー? ワシのシャーロックが死んだぁぁあああ!!

 あああ、嘘であってくれ。これはなんかのトリックで、後でひょっこり現れてくれよ。「僕が本当に死んだとでも思ったのかい?」とかなんとか言いながら。
"One more miracle, Sherlock, for me"

 でも放送時間はあと3分。謎解きするには短すぎる。血まみれ遺体はしっかり視聴者に晒されてるし。なんだよ、手早くお墓まで作っちゃって。けど参列しているのがジョンとミセス・ハドソンだけってどうよ。やっぱ嫌われてたんだな、この男。まあイカサマ師の汚名を着せられちまったんだから仕方ないか。

 てなこと思っていたら・・・出てきましたよ、最後の最後に。悲嘆にくれるジョンを遠目に見ているシャーロックが(笑)

 もうね、何ですか、この引きは。まさかこれで続編なしの完結なんてことはないだろうな。ああ、シーズン3はワシの生きているうちに見られるのであろうか?


 この現代版シャーロック・ホームズ。性格は杉下右京と『リーガル・ハイ』の古美門研介の悪いとこだけ足して2で掛けたような(笑)奴。『相棒』がホームズとワトソンのコンビを真似たものだとするなら、亡き小野田官房長はマイクロフトであるな。で、米沢さんがモリーで、捜一トリオはレストレード警部(笑)
 そして、「こんなことも分からないのか」と人を見下すような古美門の嫌みなキャラは明らかにシャーロックのそれだし、イジられつつも彼の能力を認めざるを得ない常識人の黛真知子はジョン・ワトソンそのものである。

 このドラマ、とにかくテンポが早い早い。推理ドラマではあるが、視聴者にじっくり推理なんかさせてやるものかと言わんばかりである。スマホを駆使しながら天才シャーロックの脳内でどんどんつんのめって進んでいくから、ワシ完全に置いてけぼりやんけワレ。右京さんなら頃合い見計らって「どうやら僕たちはとんでもない思い違いをしていたようです」と、いったんリセットしてくれるんですがね。
 とはいえ、サー・アーサー・コナン・ドイルの「聖典」を下敷きにしているのだから、元ネタを知っている人なら、「なるほど、そう来たか」とほくそ笑んだりするんでしょうけども。

 ワシ、シーズン2から見始めたんだが、ロンドンオリンピックに合わせて放映したのかなNHKは。皮肉なことにオリンピックどころじゃなくなっちまったよ。
 第1話の「ベルグレービアの醜聞」は、もちろん「ボヘミアの醜聞」のもじり。シャーロックが定冠詞付きで the woman (あの女)と呼ぶアイリーン・アドラーが、なんと「SMの女王様」として登場(嬉)←何が嬉しい)。きわどい衣装でシャーロックをビシバシ鞭でシバいたりして、こっちがゾクゾクドキドキしちゃいますが、もちろんこの人の凄さはそんなところにあるのではない。
 悶絶モノの展開はさておき、最後に遠くカラチでアイリーンが斬首されそうになるのをシャーロックが救ったかのように見えたが・・・。第2話「バスカヴィルの犬」でホラー話が進む中、ネタは割れたが、あの怪物は本当にいたのかどうなのか。結末がイマイチよう分からんのもこのドラマの特徴であります。

 で、昨夜の最終話「ライヘンバッハ・ヒーロー」。BBCの原題は「ライヘンバッハの滝」なんですが、NHKが変えちゃったみたいですね。
 冒頭でターナーの名画「ライヘンバッハの滝」を取り戻したシャーロックがマスコミから称賛される。いうまでもなく原作の「最後の事件」で、シャーロックと宿敵モリアーティが組み合ったまま滝壺に落ちていく場所でして、こういう小ネタがマニアにはたまらんですな。モリアーティの偽名「リチャード・ブルック」が「ライヘンバッハ」の英語読みだというのも、細かいところが気になってしまうワシとしては大変嬉しい。
 いや、そんなこと言うとる場合ではなかった。
 現代版ではモリアーティに嵌められたシャーロックが、ジョンの目の前でビルの屋上から飛び降りてしまうんですよ。携帯で自分の「詐欺行為」を告白するような言葉を残して。そして手のひら返しのゴミ新聞は「天才イカサマ師自殺」と大見出し。シャーロックがこれまで解決してきた事件は全て彼の自作自演だったと。これって『鍵のかかった部屋』で天才鍵師榎本クンに疑惑が向けられるのと同じですね。推理モノのあらゆるパターンはシャーロック・ホームズに行き着くのであります。

 ところがどっこい、シャーロックは生きていた。おい、どうやったんだ?
 いろいろ考えてみたが、ワシの頭では到底無理ですわ。ただモリーが協力したのは間違いないですな、伏線回収してないし。そういや、ジョンが駆けつけるとき、チャリがぶつかってきて現場到着が遅れたのだが、その間に?
 罠にはまったように見せかけて、シャーロックが逆に仕掛けたのか? そしてモリアーティ大先生は本当に死んだの?
あとマイクロフトがモリアーティに教えたというシャーロックの半生とやらは嘘かマコトか? ああ、もう何がなんだか。



動画発見したで~!


何べん見てもわからん・・・。



 本国イギリスでは放送直後のネットは阿鼻叫喚だったらしい(笑)
 原作だと死んだはずのホームズは、およそ10年後にワトソンの元に帰還するんですよね。作者へ苦情が殺到して、仕方なく続編を書いたんです。シャーロキアンの研究によると、ホームズは日本の武術「バリツ」でモリアーティを滝壺にたたき落としたんだと。

 シーズン3は、やはり「空き家の冒険」からのようですが、さて答え合わせは何年先になるのやら(悶)

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この記事へのコメント

2012年08月06日 23:54
ジェレミーブレッドのホームズ全集をレーザーディスクで持ってたりします。あとスピルバーグのヤングシャーロックとか。このシャーロックも1から見ましたよ。落ちたとこが病院でよかったですな。計算通りかも。ともかく現代に置き換えてのドラマ化は面白かったです。ロンドン行きたい。
夢酒
2012年08月07日 22:13
>オレドラさん
オレドラさんが熱烈なシャーロキアンだったとは。お見それしました。
そこでワシ、次のような推理をしてみました。

①飛び降りたシャーロックはダミーの死体。本人は別の場所でジョンに電話していた。ダミーはモリーが調達した。
②シャーロックは「バリツ」の技で無事着地。素早く死体になりすました。なお彼は脈を止める方法を知っていた。
③シャーロックは内村航平顔負けの技で路駐トラックの上に着地し、そのまま現場を去った。ジョンが見たのはモリーが用意したダミー。

・・・ダメかのう?

屋上から見るロンドンの街が美しかったですな。女子マラソンの時は建造物や街並みばかり見てましたわ。ロンドン、連れてって下さい。ベイカー街へも行かねば。宝くじが当たったら(笑)