落合博満かく語りき 2012 Final

ここまで、抜けている話がかなりあるとは思いますが、よそ様のブログ等で補完して下さい(汗)
なお、言うまでもなく、この記事に関する一切の責任は当店が負うものです。


さて、「あと5分」と言いながら、ここからが本領発揮の落合トークです。

「しゃべるのは楽しいんですよ(笑)」

「勝つということがどれほど大変なことか。それをうちの連中は学んだ」
「勝ちたい。監督に認められたい。そうでなければ1年間俺たちは何をやってきたのか、と」
「東京ドームで3連敗した時に、レフトスタンドからメガホンが投げ込まれて、ベンちゃんが『一生懸命やってるのに何でこんなにボロクソに言われなきゃならないんだ』ってベソかいてました(笑)。あと1勝か1引き分けで優勝するっていう時にですよ」

「負け慣れしてはダメ。勝ち慣れしなければダメ。勝ってなんぼ」

・・・監督、まだ「うちの連中」って言ってくれる(嬉)


そうそう、たらい舟の チェンについては、
「まさかチェンがアメリカへ行くとは思っていなかった。でもいい奴だから応援してやって下さいね。顔もいいし(笑)」
「あいつは太りやすい。1キロ太ったら1キロ球速が遅くなる。それと、あとひとつ球種を覚えること」


そして、〆のお言葉に入ります。

「この8年で、野球界で完全に信頼できる人が一人できました。それは森繁和。またユニフォームを着ることがあったら、彼を呼びます」(←会場大拍手)
「よきパートナーを3人見つけること。私の女房は3人分の役割を果たしてくれています」


で、何だかわからないうちに(笑)、質問コーナーへ。

次はどこのチームの監督をしますか?

「条件が合えばどこでも」

その条件とは何ですか?

「全権を任せてくれること」 (会場、どよめきと拍手)

「チームをコントロールできるようにしなければならない。連れて行くメンバーが2~3人はいる」
「1軍選手の最低が1300万なら、コーチの年俸はそれ以上必要。2000万前後。首脳陣に金はかかります」

・・・これでしょうね、中日球団が落合監督を解任した最大の理由は。実績を上げれば上げるほど監督への求心力が高まり、球団が思うように「コントロール」できなくなるのを恐れた。もちろん落合監督は、そんなことは先刻承知。観客減とやらが自分を追い出す口実だ、くらいは分かっている。しかし監督は、彼らのやり方のまずさを指摘しても、球団に対する悪口や恨みごとはひと言も言わなかったですよ。嗚呼・・・。


抽選会の間にも、箱に手を突っ込みながらゲリラ質問に答える監督。MCお姉さん、仕切りを諦めて全権委任(笑)
こうして、いつものことながら痛快で濃密なトークはあっという間に終わり。気が付けば、完全に落合監督に「コントロール」された1時間半でした。
書き忘れたこと、沢山あると思います。たぶん半分も書けていませんが、ワシ疲れてきたのでここらで御免。

クジの結果? 知らんがな、そんなもん。




【蛇足・・・あとがきのようなもの】

 もともとトークが上手く、引き出しの豊富な落合監督が、やり慣れたこの会場で話すのだから面白くない訳がない。
 ココロのをやかたが、「8年前の答え合わせ」と言っていた。大盛況と満場一致の笑顔。落合ドラゴンズの創業時代から、常に苦楽を共にしてきた(つもりの)者にとっては、万感胸に迫る見事な「答え合わせ」だった。

 しかし、トークの最中も、この駄文を書いている間も、頭から離れないものがある。
 過去4回は、シーズン中に語られなかったことが直接聞ける、年に一度の機会だった。また、来るべき戦いに向けたモチベーション高揚の儀式でもあった。いや、ホントにね。
 戦いの場では決して見せることのない、にこやかな素顔、ユーモア溢れるトーク。その落差に悶絶した。そして次なる構想や目標をはっきりと打ち出して放たれる言葉は頼もしく、心底ワクワクさせてくれた。

 今年は違う。痺れるようなワクワク感がない。あまのじゃくだな、ワシ。

 プレゼントをお渡ししていいですか~、という若い女の子の声。
 「はい、いくらでも受け付けます」と笑って応える落合監督。
 彼女らは、アイドルめがけて突進するかのように壇上に駆け上がる。

 初めてのトークショーの時に関東から一人でやって来て、終わった後、監督に激励の手紙を書いたから渡して欲しいとホテルの職員に懇願する女性がいたことを知っている。彼女には落合監督は遙かに仰ぎ見る存在だったし、今もそうである。

 1回目は定員300名。おそらく最後の今回は、なんと600名。倍になった。しかもチケットは激烈な争奪戦。落合さんの行くところ何処へでもと、追っかけファンまで出てくる勢いである。
 もちろん落合博満その人は何も変わっていない。落合の話ならいくらでも聞きたいし、なんぼ聞いても飽きることはない。ただしそれは、あくまでも勝負師落合としてでなければならぬ。しばしの充電後は、速やかに無愛想落合が戻ってきてくれんことには、ワシが困るのである。

 ディナーの合間に、関東から来たと思われる人たちの話し声が耳に入った。
 「ファンと共になんて言ってるけど、関東は全然置き去りだよね」
 「要するに中日新聞の販売エリアだけなんだよ」

 そうではない。地元で落合野球を支持してきたファンも置き去りなんですよ。

  

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この記事へのコメント

ちゃちきち
2012年01月21日 22:03
こんばんは。
3回に渡るレポートありがとうございます。
しかし、かなりぶっちゃけた話もあって貴重なトークショーでしたねぇ。
これまで以上に会場も盛り上がっていたようですが、会場の様子もさることながら師匠の寂しさも伝わってきましたですわい。
「監督業」は相当な激務だと思うので、今は丁度良い充電期間なのかもしれませんが、骨の髄まで勝負師の監督ですから、条件さえ合えばどこの球団にでも行っちゃうんでしょうねぇ。う~ん・・・
夢酒
2012年01月22日 11:36
>ちゃちきちさん
「しゃべりだしたら止まらない」と自分でも言ってましたよ(笑)
西武の中島について「代理人を立てずに自分で交渉すればよかった。オレならそうする。こんなにしゃべりたい人間がなんで代理人なんか立てなきゃいけないの?(笑)」
いろいろ面白話満載。初回3点も取っちゃうと今日はダメ、5回まで0-0なら行けるとか(笑)
そうそう、抽選会でものまねの牧田さんが何か当てて、会場がどよめいてましたよ。
監督は森繁さんを本当に信頼してるんですねぇ。ただ、今のセ・リーグで全権を任せるほど肝の据わった球団があるのか。パ・リーグの予告先発はキッパリ否定的ですし。
ジョイナスの中日さんは・・・(タメイキ)
2012年01月22日 21:52
監督の条件「全権を任せてくれること」という事は、Gはないな。
これだけで、安心安心一安心です(^o^)

抽選会、ダメやったんすか。
なんか責任感じるやん、マダムやん(^^;)

落合監督のトークショーレポ、本当にありがとございましたm(_ _)m
夢酒
2012年01月22日 23:18
>りーにんさん
横浜みたいに上で決めてしまうところはダメと言ってましたから、ベイスはなし(笑)
まさかナベツネ爺さんが「落合くんにすべて任せる」なんて言い出さんだろうな・・・。
抽選会は、なんとお仲間全員スカでしたわ。当たったらりーにんさんに譲ろうと思ったのに(笑)
息子殿、お大事にね。
2012年01月26日 16:58
。・°°・(>_<)・°°・。 淋しいですね。
夢酒
2012年01月27日 00:22
>関東マダム様
初めてのトークショーが遙か昔のような、いや、ついこの間のことのような(どっちだよ)気がしますねぇ。
落合ドラゴンズは、現代の球界では奇跡のようなものだったのかも知れません。そんなチームを心から応援できたことは誇りです。
一転してど素人以下のフロント、ど素人の言いなりの首脳陣(苦笑)
負けるなよ、プロの選手たち。
ああ、また落合監督の野球が見たい!
sahokokko
2012年01月28日 07:36
広小路様こんにちは。

広小路様のお気持ち分かります。
「楽しかった。でもね・・・」という感じ。わたくしも、勝負師落合でなければツマランです。
今回心に残ったのは、「短期決戦が下手」発言と、「選手とはよく会話した」発言。なぜか、とてもほっとしました。ああよかったなと。
あと、とてもとても個人的な理由で今回心に残ったのは、今回のわたくしの座席がなんと最後列の右側つまり600人の最後の10人のところだったこと(笑)。落合監督が退任して以来、自分は不幸~のような思いでいましたが、実は運が強いじゃん案外捨てたもんじゃないかもと、ちょっと気分が上向きになりました。

話は違いますが、落合監督のトークショーに味をしめて、次はどうやってもうけようかとよだれを垂らしながら画策しているホテルはだいぶおかしかったです。
夢酒
2012年01月28日 15:50
>sahokokko様
おや、滑り込みセーフでしたか。それは強運間違いなし!
ワシが保証しますよ(笑)
監督の言葉にほっとしたり、「ああよかったな」と思うことができる。落合ドラゴンズに心を寄せ、共に戦った「戦友」ならではのご感想ですな。あの場に来たくても来られなかった多くの皆さんに共有して頂きたいと思います。
落合監督を解任したものの、一体何がしたいのかさっぱり分からない球団。それを見越して落合監督は、選手に自立を促したんでしょうね。
そう言えば会場で『采配』の隣に某出戻り選手(失礼)の本が並べられてましたね。トークショーもやったみたいですが、チケットは売れたんでしょうか。
2012年05月28日 23:32
お師匠さんこおーんばんは><

レポ3文共大切に拝読させて頂きました。
何も言えません
むしろ私みたいな者が書いたら失礼になりそうです(汗)

お師匠さんのお気持ちが伝わります
泣けました 啼きました。
今更ですみません。
夢酒
2012年05月29日 23:30
>お蘭さん
なにをおっしゃるお蘭さん。全然失礼じゃありませんよ。
声高に叫ばなくても、どこかできちんと理解して応援してくれる。あなたのようなファンを落合監督は愛してくれたんです。ワシが言うのだから間違いはない(笑)
これ以後の講演でも、TV解説でも、一貫して監督はドラゴンズの選手にエールを送っていると思います。そして選手は見事に応えているようです。
高木さんはいつもテンパっているようで(失礼)、見ていて心配ですが、きっと選手がカバーしてくれるでしょう。落合監督が本当に望んだのは、そういうことなんですからね。
それにしても・・・・やはり落合野球が恋しいです。
そうそう、トニが大活躍で、ちびこちゃんが喜んでいるかな。ワシもブラネタ(何じゃそれ)考えねば。