連隊長、「織部の里」へ行く(最終回)

「それでは、いよいよ本日のメインである連房式登窯(れんぼうしきのぼりがま)へ参る」


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説明はこれにて候 (手抜きすまぬ)




「すげーじゃろ。仕組みはオラに聞かれてもわからんが、この登窯は慶長10年(1605)に美濃の窯大将・加藤景延殿が唐津で学んできて、ここ元屋敷に築窯したのじゃ」

「ちょっと待って下さいよ。景延さんは古田織部さんと一緒に、決死の覚悟で朝鮮へ密航して、直にあちらの窯を見てきたのでは?」



ついに… ついに辿りついたな景延殿…

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【参考資料】 『へうげもの・八服』 (講談社文庫)



「ネタバレ禁止やんけワレ。ストーリーとしては滅茶苦茶面白いが、実際には古織殿は朝鮮へは行っちょらんし、元屋敷窯の築窯にも直接関わってはおらんのじゃ。しかし、あの御仁のことゆえ、危険を顧みずこっそり海を渡って見に行ったかも知れんの」

武か数寄か、それが問題にて候 の人ですからね」

「いずれにせよ唐津の窯は朝鮮の陶工から技術を学んだものであるし、その唐津で景延殿が窯の研究をしたのは古織殿の後押しがあったということじゃろ。そしてこの登窯の出現により美濃桃山陶は完成期を迎え、ここから送り出される『織部ごのみ』が一世を風靡するのじゃよ」

「かなり仕込んでこられましたね。織部さんもさぞお喜びかと」

「織部正殿は関ヶ原を目前にして、それどころではあらへんのじゃ。今まさに家康殿が美濃赤坂に着陣したとこやんけ(『モーニング』最新号より)。久尻に『織部窯』が出来るまで、あと5年待つのじゃぞワレ」

「それは大変ですね。ところで、ニワカ知識はそれくらいにして、連隊長殿の作品はどうなったんですか?」

「おー、忘れちょった。では特別に極秘画像を公開したるでのワレ」



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【註】撮影者は同行の美熟女隊員である。
 


「ドヤ顔で言われるほどでもないと思いますけど、これはひょっとして湯呑みですか?」

「これがどんぶりに見えるカイワレダイコン。本当はひょうげた抹茶碗とか作りたかったのであるが、連隊長としては、団体演習ゆえ隊員は一人一点限り、全員湯呑みにすべしとお触れを出しちゃったのじゃよ」 (※一般のお客様にはそげな制限はありませぬ)

「なんだか、おっかなびっくりの様子が画像から伝わってきますけど」

「しょーがないじゃん、オラ初心者なんだもん。先生がこうして丁寧に手を取って下さるので、どうにか形はできたのじゃ。なお素人はここまでで、色つけなどはスタッフの方がやってくれるのさ」

「で、釉薬とかは何をお選びに?」

「それは2ヶ月後のお楽しみやんけ。サインも入れて貰うもんね。ああ、出来映えが楽しみにて候やんけワレ♪」

 

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この記事へのコメント

2011年12月06日 23:05
私も手取り足取り ご指導受けましたわん。
出来上がりが マジたのしみです。

へうげもの なんと美濃赤坂がでてくるのですね。
家康の陣を張ったところ、見学したことがあります。
http://66459972.at.webry.info/200904/article_9.html
コミックのほうも楽しみになってきました。

ところで
藤島町居屋敷というところはご存知ですか?(近く?)
連隊長
2011年12月07日 00:15
>おかっきー様
え、足まで取ってもらったんですかい?(←冗談冗談)
結構難しいもんですな。肩に力入りまくりでした。上手くできたらおなぐさみどす。
『へうげもの』は村のコーヒー屋で見てきたばかりやんけ。赤坂の本陣が出てきたので、お柿様ブログを思い出しましたわ。なお織部殿は干し柿を食っとられました(笑)
で、藤島町居屋敷とな?ご存じも何も我が領地でござる。早馬なら5分以内でござるよ。