「志野・織部」へ

プロローグ

娘 「ねえねえ、私、今度福島へ行くんだよ」
ワシ「福島? 何しに行くだ、おみゃー」
娘 「決まってるじゃん。頑張る被災地で歌うんだい♪」

娘は社会人になった今も、母校のグリークラブの おツボネ OGとして権勢を振るっている(本人談)のである。

ワシ「そうか。それは良きことじゃ。お役目しっかり務めて参れ、おみゃー」

数日後

娘 「ねえねえ、私ってすっげー馬鹿みたい」
ワシ「それは知っちょるが、今度は何やらかしたんじゃいワレ」
娘 「福島へ行くって言ったでしょ。それって東北じゃなくて木曽福島なんだって」
ワシ「・・・・」
娘 「ねえねえ、木曽福島ってどこにあるの?」

福島県の皆様、長野県の皆様、アホな娘をお許し下され。

おしまい。

ではなくて、これからが本題なのじゃ。
合唱娘隊一行は名古屋・栄に集合してバスで木曽福島へ出陣するのであるが、娘は先生に「おみゃーは遅刻するといかんで、小牧から近い中央道の内津峠PAで待っとれ」と指示されたというのであった。
「ねえねえ、ウツツトーゲってどこ?」
ああもう・・・。まあええわ、乗せてったるで。

こうして6月26日朝、娘を内津峠PAまで送っていくことになったのであるが、それだけではつまらんがや。
「ワタシ、道の駅へ行ってみたいがね~」とカミさんが言い出したので、慎重に検討した結果、土岐の「志野・織部」を攻めることにしたのである。


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内津峠PAでござる。



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早速ソフトクリームを食らう娘。隣のオバサンは誰?(←突っ込み無用)




さて、娘を無事本隊バスに放り込んで、我ら夫婦は珍しく一緒に美濃国土岐へと向かうのであった。


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土岐なう。


土岐なう・・・。本能寺直前に明智光秀公が「時は今あめが下しる五月かな」と詠んだという愛宕百韻の発句が思い出されるのう。
「時は今」は「土岐は今」。「あめが下しる」とは「天下を統べる」。すなわち、土岐氏であるこの光秀が天下を治める五月であるぞと、謀叛の決意を込めた句と解釈されておるのである。「五月」は旧暦なので、まさに今頃のことであろう。
しかし、これは秀吉が巧妙に改ざんした上でこじつけた言いがかりであって、本当は光秀公は「あめが下なる」と詠んだのである、という研究もござるな。(明智憲三郎氏『本能寺の変 四二七年目の真実』)

だとするならば、後世の者は400年以上も秀吉に騙され続けたことになる。
つい最近も、狩野永徳が描いた京都・大徳寺所蔵のお館様の肖像画は、秀吉が地味に描き直させたのではないかというニュースがあったし。
まっこと食えん猿じゃて。


またまた本題から離れてしもうたが、

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そうそう、道の駅「陶匠の里 志野・織部」でござった。


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で、ここを上がると


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工房がこんなにようけ集まっておるのじゃ。


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アウトレットもあるでよ。


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ミニ道祖神様? お持ち帰りしたいのう。(こらこら)



館内の撮影は自粛しましたのでご容赦を。
志野・織部とは美濃焼の代表的なものでござるな。あと黄瀬戸とか。
近頃人気の古田織部殿は、武人であるとともに利休七哲の一人であり、土岐の元屋敷窯で焼いた物を「ひょうけもの」「織部ごのみ」として世に送り出し、美濃桃山陶の輩出に大きな功績を残したのでござる。


同じことがパンフレットに書いてあるのじゃ。

画像
こちらも見てね。


そういや『へうげもの』人気にあやかりたいのか、『江』も唐突に織部殿を登場させよってからに(笑)

ところでこの近くに「織部やぐら」なるものがあるそうじゃが・・・。
店の人に聞いてみよっと。

「ちとおたずね申す。『織部やぐら』はどこですかいのう?」
「織部やぐら? はて・・・」
「このパンフレットには美濃焼却センターの入口に2本あると」
「お客人、それは焼却センターではなくて、美濃焼・卸(おろし)センターでござるよ」
「・・・・」

ワシとしたことが、字が小さ過ぎて間違えちまったやんけ(汗顔)。

娘を笑えぬ父親であった・・・。


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「織部やぐら」。駅のすぐ北側にありましたわい。



エピローグ

なんだかんだと面白かったのう。焼物は軍資金の都合で買わなんだが眼福でござった。代わりになぜか果物や漬物を買ったりして(笑)

画像
おや、あの車のリアウィンドウに貼ってあるのは?



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中山道までぐるりと100キロばかり走ってきたでござるよ、ちあ吉殿


 




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この記事へのコメント

2011年06月28日 20:27
へぇ BSではこんなアニメにお目にかかれるのですね
「お江」で古田織部の出現で 私一人で興奮しました。
織部ちゃんは岐阜県本巣市出身であります

そうそう、私は5月に土岐市でロクロひねってきたのでした。
忘れとった・・・まだ、出来上がりが郵送されてきません
上手に出来とったら ブログで自慢します。
ブログUPしなかったら それは失敗だったということで。
志野も織部も黄瀬戸も大好きです。天目などもよいですね。

アイスクリームの写真、400倍で確認?しました。
おいしそうですね。
無事、バスに合竜できてホッとしましたよ。

私もここんとこめっきり小さな文字が見えづらくなりもうした
夢酒
2011年06月29日 17:24
>お柿殿
アニメの『へうげもの』は、この4月からやっておるのでござる。原作は『モーニング』に隔週連載中で、ワシは時々コーヒー屋で見ておるのでござるよ。
本巣は織部ちゃんの生誕地だし、たぶんお柿殿が黙ってはおらんと思うちょりましたわい(笑)
いずれ「織部の里」を攻めるのでよろしくでござる。
新ブランド「柿ロン焼」の登場も楽しみでござるのう。
そうそう、娘は忘れられることなく拾ってもらい、夜には無事帰り申した。
ちゃちきち
2011年06月30日 00:02
師匠、こんばんは!

手のかかる娘を演じながら、その実、親子でドライブの機会を演出したんですよ。お優しいお嬢さんではないですか。なんとも微笑ましいエピソード、ごちそうさまでした。

へうげもんは、モーニングでしか知りませんでしたが、BSでアニメになってたんですね。毎週購読しているワタクシより詳しいとは、さすがでございます。
夢酒
2011年07月01日 01:06
>ちゃちきち殿
天然娘をフォローして下さって有り難うございます。
「福島行き」はあちこちで吹聴しまくったみたいで、どのように収拾するのか楽しみです(笑)
よう考えたら、この辺もワシに似たのか?
アニメ版『へうげもの』は、原作の濃さというかアクの強さに比べて、かなりマイルドになっている感じですが、それなりに良くできていると思います。
はっきり言って、某大河より数段面白いですわ。
しかし「モーニング」を毎週購読とは・・・。
このへうげもんめ!(笑)